こんにちは、ひゅーずです。
レギュG2ヶ月目のシーズン19にて最終16位 最高最終レート2127を取ることができたのでその時の使用構築について紹介したいと思います。今回の使用構築は真王杯関西予選②で自身が優勝した構築→(【真皇杯関西予選②優勝構築】眼鏡黒バド軸トリプル鋼サイクル - 遊ぶの大好きクラブ)から数ヶ所変更を加えたものとなっていて、すでに書きたいことはほとんど前記事に書いてしまっているためそちらも併せて読んで頂くことをおすすめします。
この記事では前記事からの変更点についての解説と、簡潔に最終日まで戦って感じたことを雑記風に書いていきます。
■パーティレンタル
レギュGの間は公開していると思います。
■構築経緯
この記事だけ見ていただいている方のために簡易的に。
環境最速級の素早さから超火力を撃てる眼鏡黒バドが強い
↓
相手の黒バド受けとしてチョッキヒスイヌメルゴンを採用
↓
対パオジアンを任せられてディンルーなど多くのチョッキ持ちポケモンや地面タイプに負荷を掛けられる鉢巻水ウーラオスを採用
↓
ザシアンカイリューを流せるゴツメアーマーガアを採用
↓
対面性能の高い駒として毒菱回収もできるオオニューラを採用
↓
ミライドンにフリーで電気技を撃たれたくなかったので地面枠が欲しく、対ルギアなどにも選出できる素早さの高いテツノワダチを採用
このようにして鋼3枚見た目真っ黒の構築が完成した。この構築で真皇杯関西予選②を優勝することができたが、構築基盤から感じた相当なパワーの高さから終盤のランクマでも通用するのではないかと考え、さらに調整を重ね対戦数も重ねて本当に色々試行錯誤したのだが最終的な変更点は以下の3つであり、並びの6体はオフ大会で優勝した時のもののままが結論だということになった。
①ヒスイヌメルゴンのアイアンヘッド→ラスターカノンとそれに伴う配分変更
②水ウーラオスのテラスを地面に変更(最終日のみ)
③テツノワダチのこうそくスピン→テラバースト(フェアリー)とそれに伴うフェアリーテラスへの変更(最終日のみ)
■構築紹介(ポケソルテキストを使用しています)
およそ採用順に書いていきます。
バドレックス(黒馬) @ こだわりメガネ
テラスタイプ: ノーマル
特性: じんばいったい
性格: おくびょう
191(124)-81-101(4)-201(124)-121(4)-222(252) *A0
アストラルビット / サイコキネシス / くさむすび / みらいよち
こちらの記事を参考にしました→(【S18最終90位レート2118】超火力押しつけバドラオスサイクル - しゃるの構築記事)
個人的な今期の勝ち馬ポケモン。対黒バドミラーで超火力を活かし相手の黒バド以外のポケモンを先に落とし(大体ウーラオスやカイリューにノマテラケアで結びかサイキネを撃っている)、いななき発動から相手の黒バド本体をこちらのノマテラを活かして相手のアスビをかわしながら2発で倒すという流れがとても多かった。サイキネも結びもいななきが発動すると黒バドが確定2発になるのがとても偉い。
前記事でも触れたが未来予知の扱いに慣れていたため結局この枠はサイコショックに変更しなかった。最終日前日あたりにホウオウベトンやムゲンダイナべトンといった受けサイクルと数回マッチングしたがホウオウの聖なる炎のパワーとムゲンダイナの対水ウーラオス性能の高さが苦しく未来予知が関係ない部分で勝率は五分五分といったところだったが、別で最終日に当たったドヒドディンルーのようなサイクルはしっかりと破壊してくれた。逆にショックがあれば勝てたという試合も数試合あったため(対瞑想黒バド、瞑想ルナアーラ、チョッキミライドンへの削りなど)、環境に合わせて選択すべきところだろう。
ヌメルゴン(ヒスイ) @ とつげきチョッキ
テラスタイプ: ノーマル
特性: そうしょく
性格: おだやか
187(252)-108-121(4)-144(108)-199(84)-88(60)
ラスターカノン / はたきおとす / りゅうせいぐん / かえんほうしゃ
友人のくりぷとんから配分を貰いました。
眼鏡黒バドの最高の相棒。シングルバトル最強技はたきおとすで相手のスペックを下げ、裏を通す動きが再現性も高く非常に強力。相手のスカーフをはたいて黒バドを通すのがメインプランになっている。
前記事からの変更点その①であり、鋼技をラスターカノンへと変えた。これはキラフロルに撃ちやすかったりという理由もあるが、ブーストエナジーハバタクカミの型の主流が瞑想型から電磁波挑発型に動いたと感じたことや鬼火バドレックスが増えたためでもあり、ラスターカノンにすることによってヌメルゴンの性格を生意気から穏やかにすることができ、配分が変わりC実数値を上げることができた。少しSを振ったハッサムを抜けるようにこちらもSラインを若干上げた。
アストラルビット+草技+補助技2つのような構成の黒バド(ヌメルゴンのノマテラで完封できる)はシーズン終盤になるにつれて数を減らしていき悪巧み+サイコショックを搭載した黒バドによく当たるようになっていったので、自然とヌメルゴンにノマテラを切る回数は減っていき最終日にはほとんど黒バドにテラスを切っていた。こうなると他のテラスを検討しても良さそうだが、対メタモンで黒バドのHPを削りすぎた場合はヌメルゴンでメタモンを見ることになるため結局ノマテラが安定とはなりそうである。
ウーラオス(連撃) @ こだわりハチマキ
テラスタイプ: じめん
特性: ふかしのこぶし
性格: いじっぱり
183(60)-198(236)-147(212)-74-80-117
すいりゅうれんだ / インファイト / アイススピナー / アクアジェット
有利対面での技選択が難しいポケモン。例えばいわゆるディンカイ黒バドラオスのような構築相手にウーラオスディンルー対面ができた時はまだ見えていなくても裏のゴツメカイリューに向けてアイススピナーを撃っていた。要はローリスクハイリターンの交代読みは絶対にするくらいのレベルで行っていたと思う。
前記事からの変更点②であり、最終日のみ地面テラスで使用していた。当然ミライドンメタなのだが、最終日少し前、対ミライドンでは試合中にこちらがヌメルゴンを見せるとテツノワダチが選出されていないことを知って相手のミライドンがどんな対面でもボルトチェンジなど電気技を押してくることに気が付いた。最終日はそこを逆手に取って幾度となくミライドンのボルチェンをキャッチし、インファイトやアイススピナーで致命打を与えていた。シーズン終盤は前記事の鋼テラスから流行りのパンチグローブ型と同じくノマテラに変えて運用していたのだが鬼火黒バドの増加が逆風だったのと、はっきり言って3枚もノマテラを積むのは過剰なアドで、そんなことをしなくても黒バドとヌメルゴンのノーマルテラスだけでミラーは勝てるという自信があったため今回の変更に踏み切った。ちなみにこの地面テラスでパオジアンの電気テラバーストを防ぐといった使い方は一度もしていない。
最終盤はパンチグローブ型が流行ったが、自分の構築ではインファイトも、アイススピナーも、アクアジェットも高火力で撃ち負荷をかけたかったためここは一度も変えずに鉢巻で使い続けた。
アーマーガア @ ゴツゴツメット
テラスタイプ: ほのお
特性: プレッシャー
性格: のんき
205(252)-107-172(252)-73-106(4)-78
てっぺき / ボディプレス / とんぼがえり / はねやすめ
変更点もなく特に語ることも少ない物理受け兼ガチグマカイリュー牽制ポケモン。ザシアン受けとして採用したが、シーズン終盤は選出された全ザシアンがワイルドボルトや電気テラバーストといった電気技を持っていたため、同じく電気テラスの多い白バドも含めてこの2体を相手にする時は必ず炎テラスを切っていた。
とんぼがえりは対面操作の他に一度だけ選出されたゴチルゼルから逃亡するのにも役立った。
オオニューラ @ きあいのタスキ
テラスタイプ: フェアリー
特性: かるわざ
性格: やんちゃ
140-200(252)-65-60-76-172(252) *H0, B0, D0
フェイタルクロー / インファイト / テラバースト / はやてがえし
こちらの記事を参考にしました→(シーズン18【最終15位&21位】ちゃぼ式ミライハッサムニューラ : ハッサムと僕の365日)
型が周知されて選出率が減っていったポケモン。再戦かどうか分からないTN スカーレットの人に初手オオニューラコライドン対面で鋼テラスを切られたときは流石にバレはじめてるなと感じた。それ以前に襷軽業型への警戒が進んでいて、襷ハバタクカミがシャドーボールや電磁波から入ってきたりと襷を発動させず2発で倒すような立ち回りをされる事が増えたと感じた。そのおまけかは分からないがパオジアンの被選出率が終盤になるにつれてぐっと落ちたのは運負け要素が減るため喜んでいた。
それでも毒菱含めテラパゴス構築に有利が取れたり、初手にウーラオスを呼びやすくなっていたり(黒バドが有利を取れる)と独自の役割を持っていたため構築から抜かずに最後まで使い続けた。
テツノワダチ @ ブーストエナジー
テラスタイプ: フェアリー
特性: クォークチャージ
性格: ようき
189(188)-144(92)-141(4)-82-92(12)-168(212)
じしん / はたきおとす / がむしゃら / テラバースト
こちらの記事を参考にしました→(S18 最高2195最終2167 13位 動物園スタン|うあー)
新しいテロリストポケモン。元々はルギアやルナアーラといった特殊なポケモン相手に選出する枠だったが、シーズン終盤になるにつれ信頼度が増していきミライドン構築やイーユイが面倒な場合などに選出することが増えていった。このポケモンもはたきおとすを覚えるのが偉く、ミライドン対面は基本クォークチャージによりS上昇しているため相手がスカーフかどうか見分けが付きやすいのも助かっていた。素早い地面枠は貴重。
前記事からの変更点③であり、最終日のみフェアリーテラバーストを仕込んだ。シーズン終盤になるにつれてコライドンの数が増えていき、試合数もこなしていたため再戦もありコライドンの処理をオオニューラに一任することに限界を感じていた。そこで構築の形を大きく変える事なく新しい奇襲要素を加えることにし、なおかつ最終日のみに使用することにした。コライドン構築に選出し、地面技の圧力を与えながら相手のテラスを抑制してこちらの一撃を叩き込む。結果これが上手くはまり、最終日に対面したコライドン全てを倒すことができた。コライドンだけでなく取り巻きのポケモンにもある程度強かったのが良く作用したように思う(例えばオオニューラとは違いハバタクカミへの無理矢理な引きなどをされにくい)。テツノワダチとオオニューラを両選出し、試合中綺麗にコライドン対面を作れた方がフェアリーテラバを撃つという展開も何度か行った。
■総評
とにかく完成度の高いと自分で思える構築が組めて満足している。前記事にも書いたが命中安定で高火力を押し付けられるところがこの構築の強みだと思う(繰り返しになりますが各構築への選出、立ち回りなどもまとめているので前記事も是非ご覧下さい)。
S19はこの構築が出来てからずっと高順位帯で戦えていて、真皇杯の関西予選②の前日時点(6/14)では2ROM2桁に乗れていた。そこからのレートの上げ方は6/23に2ROM約2000(片方1999)、最終日(7/1)朝4時に2ROM2100といった具合で、今回の結果に関しては2ROM高レートを用意できたことが完全に勝因だったと思う。1ROM特攻でレートを上げられる人は本当に尊敬する。
SV初の最終2桁を、しかもこんなに高順位で取る事ができてとても嬉しい。こうなると次の目標は継続して2桁を取る事、さらに上の順位を目指す事になると思うので都合を付けてチャレンジしてみたいと思う。
※質問等ございましたらX(旧Twitter):@itzrgskのDMまたはリプライまでどうぞ。ブログリンクの方は問題がございましたら消させていただきます。